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Abemaトーナメントで観る将になった

皆さんはAbemaトーナメントをご存知でしょうか。

2021年現在で第4回が行われているAbema主催の将棋トーナメントです。

この番組に私、そして妻ともども心を奪われてしまい、遅咲きの「観る将」になってしまいました。

将棋に対しては日曜の昼前NHKでやってるアレ?くらいの方が多いかもしれません。「退屈」という印象をお持ちの方もいるかと思います。

そういった方にこそ見ていただきたい番組ですので、勝手に紹介したいと思います。

目次

Abemaトーナメントとは

Abemaトーナメントは持ち時間5分、一手5秒という超早指しの将棋トーナメントです。

皆さんご存知、NHKで放送されているNHK杯も早指しトーナメントと言われていますが、それですら持ち時間10分、一手30秒ですから、その凄まじさが伝わるでしょうか。

第1回、第2回は個人戦で行われていましたが、第3回からは3人一組のチーム戦というルールが追加されました。これが素晴らしいんですね。

Abemaトーナメントの魅力と企画の秀逸さ

私が素晴らしいと感動したのはこの2点。

  • 超早指しにより1局30分程度で終局するので観ていてもダレない
  • チーム戦だからこそ棋士の必死な姿を見られる

超早指しだからダレない

将棋はタイトルごとに違いますが、長丁場の対局が多いです。

将棋界最高峰のタイトル、名人戦だとそれぞれ持ち時間9時間、2日制で初日には駒がぶつからないなんてことはザラです。

You TubeやSNSなどすぐ面白いと感じられる娯楽があふれる現代に、将棋に詳しくない人は敬遠してしまうのも無理はないでしょう。

しかし、Abemaトーナメントは違います。

凄まじいスピードで指され、終盤に至っては本人、対局者、さらに解説者さえも「もうよくわかんねぇな状態」になるほど急激に局面が変化していきます。

「将棋は退屈」、そう思っている人は相当な衝撃を受けると思います。私もそうでしたから。

「チームのため」に必死になる

棋士の方は落ち着いた方が多いです。棋士としてそういった振る舞いをするような教育を師匠や先輩からされているのでしょう。

とても優雅で格式高くそれはそれで素晴らしいのですが、棋士の方の人間性が見えづらいという印象を受ける方も多いのではないでしょうか。

Abemaトーナメントは「超早指し+チーム戦」というルールを追加することによってこれをクリアしています。

普段だったら投了してもおかしくない場面であっても、チーム戦のためギリギリまで戦い抜く姿が見られるのです。

頭を抱え、顔をしかめながらも必死にチームのために戦う、人間性むき出しの棋士の姿が観られる機会はAbemaトーナメント以外にはなかなかありません。

また、Abemaではチームの棋士同士で和気あいあいとゲームに興じる姿を観ることもできます。

こちらは羽生善治九段がうさぎカフェに行った時の動画です。

妻はこれにやられました。

将棋の入り口としてのAbemaトーナメント

Abemaトーナメントは将棋をいかに他の娯楽と同じようなエンターテイメントに昇華するかを追求した企画だと思います。

将棋は面白いゲームですし、魅力的な棋士の方は多くいます。

しかし、そこにたどり着くまでにハードルが高くなりがちです。持ち時間9時間、2日制の対局を「ちょっと観てみようかな」とはなかなか思えないのです。

そのハードルを下げ、「ここからどうぞ」という入り口を用意しているのがAbemaトーナメントだと思うのです。

ここ最近、毎週土曜の夜は妻と二人でAbemaにかじりついて観ています。

みなさんも一緒にAbemaトーナメントを観てみませんか?

観る将、結構楽しいですよ?

東京新聞
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